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CLANNAD AFTER STORY 第21回 「世界の終わり」

 テレビ放送では最終回「小さな手のひら」を終えたということで、前回の「世界の終わり」から感想も交えて振り返っていきたいと思います。

 楽しいことはいつまでも続かないとよく言われますが、こうも簡単にその日常が崩されるとは・・・。
朋也は前話の次回予告で「俺たち家族はこの街で弄ばれているだけじゃないか。悪戯に幸せを与えられ、それを簡単に奪い去られる。」と言っています。そう思いたくなる残酷な光景が存在するのもまた事実であり、朋也は自分が渚と出会わなければこんなことにはならなかったのではないかという、自ら背負い込んだ罪の意識に苛まれていきます。

 第21回「世界の終わり」
タイトルを見ただけでも悲しくなってくるような話です。世界の終わりとは何なのか、朋也たちの住む世界?それとも幻想世界のことを指し示しているのでしょうか。

 汐の運動会直前、汐が熱で倒れてしまう。原因はやはり渚と同じ病状であり、まるで渚と同じ運命を辿るかのように苦しんでいる汐がそこにいた。


 「パパ、あっきーに勝って。」

運動会当日、朋也は汐の傍にいるため辞退。しかし、汐は運動会に出て朋也が秋生とのリレーに勝ってほしいと言う。汐の、朋也を家族として父親として純粋に想う気持ちがこの場面でも窺えます。
当初は、朋也と秋生の野球勝負において秋生が勝つと言っていた頃に比べると、一目瞭然。
父と子の絆が固く結ばれているのも頷けます。

 一週間、二週間そして、1ヶ月が過ぎても汐の体調はよくならなかった。
朋也は働いていた光坂電気を辞め、汐の傍でつきっきりの看護をするに至るほどに・・・。
汐は弱りきっていた。一人で着替えもできない、トイレもできない、食事も柔らかいものしか食べることができない。穏やかな日常はもう戻ってこないのだろうか。

「トイレ」というキーワード。汐が朋也と出会って以降、「一人でトイレができた」と何度も朋也に向かって言っていたのを思い出しました。そのできたことを誉めてほしいと感じていた日々。
しかし、今はそのトイレもできないほどに弱っている姿が、汐の表情や動作から伝わってきます。

「汐、欲しいものはあるか?おもちゃでもお菓子でもなんでも買ってきてやるからな。」
  →旅行したい。またパパと旅行したい。

「今したい。」と言う汐。
「一人娘の、たった一つの願いも聞いてやれないのか、俺は・・・。」
「渚、俺はどうすればいい・・・。」
「こんなときに。お前がいてくれれば・・・。」


汐のたった一つの願いも叶えることができない自分。汐の衰弱と共に朋也も自信をなくし、渚を頼るほどに悩まされていきます。



俺は、俺たち家族は、この町に弄ばれているだけじゃないのか

悪戯に幸せを与えられ、それを簡単に奪い去られる

許せない。絶対に汐だけは救う。汐だけは・・・。

 ある日、朋也と秋生は買出しに外へと出掛け、その帰り道に今は病院、かつて秋生の願いが叶ったという場所のベンチに腰掛けます。

朋也:
「人はここに在った自然を犠牲にして病院を建てた。次は何を犠牲にしようとするんだろうな。」

秋生:
「街外れの丘が切り崩されてる。ショッピングモールができるらしい。
  便利になるんだから、住人にとっては喜ばしいことだ。」

朋也:
「もしかしたら、あんたが死にかけた渚をここに連れてきてから、
  渚はこの町と繋がってたんじゃないか。そして渚の子の汐も・・・。」


「変わっていくことを、姿を変えていくことを、街にとっては苦痛なんだろうか。」

秋生:
「苦痛とは関係ねぇんじゃねえか。あぁ変わっていくんだって、そんな感じじゃねえのかな。」

朋也:
「人が死ぬことも、変わっていくことの一つに過ぎないなら、
  それも俺たちは受け入れなくちゃならないのかな・・・。」



「この街と住人に幸あれ。」

秋生の願いが叶った場所。しかしその場所は病院が建てられたように変わらずにはいられない。
それを裏付けるようにかつて、渚も同じようなことを言っていました。
この街と渚はいわゆる一心同体、街が変わることで渚にもその子供の汐にも影響を及ぼす。
今の朋也にはそれが苦痛でしか感じられない。
渚は初めて朋也と出会う坂道の前でこう言っていました。

「何もかも変わらずにはいられないです。楽しいこととか嬉しいこととか全部、
       変わらずにはいられないです。 それでもこの場所が好きでいられますか?」
と。

渚がこの街を好きでいてほしいと願う気持ち、そして秋生がこの街の住人の幸せを願う気持ちがリンクされてるような感じを思わせる場面でした。

 
 病状の悪化を辿る一方の汐。朋也自身もまた心身共に疲れてきっている状態。
朋也の脳裏に幻想世界のイメージが一瞬、浮かぶ。このことは何を暗示しているのだろうか。
少し前の話にさかのぼりますが、渚が演劇を披露していた時、その演劇のストーリーにまるでどこかで聞いたことがあるような感じを思わせていた朋也。演劇のストーリーは幻想世界での話。
渚や朋也は幻想世界と何らかの形でつながっているとしか思えないですね。

 
 汐が呟く。旅行に行きたい。」

「今、行きたい。お花畑・・・。」
今でないとだめ・・・。パパとふたりで行きたい。」


「分かった、行こう。お前の望み通りにさせてやるよ」
 


この時、朋也は何かを悟ります。衰弱しきっている汐。それでも娘のたったひとつの願いを叶えてやりたいと感じたのでしょうか。もしこのまま「旅行に病気が治るまで行かない。」と言えば、一生後悔してしまうと朋也は汐の表情を見て確信したのだと思いました。
それにしてもあまりにも悲しい現実・・・。

 旅行へと出掛けるために外へ歩き出す朋也と汐。


もう見てられないですね。汐の表情も何もかも・・・。

その時、雪が降り出してきます。幻想世界でも雪が降っていて、そしてこの世界にも・・・。
雪=世界の終わりを告げることを指し示しているのでしょうか。

雪が降ることにつれて汐の足取りも重くなっていき、ついに倒れそうになってしまうほどに・・・。
汐の意識も定かではないのを表すように。

「パパ、いまどこ? もう電車の中・・・?」

最後に汐は朋也に囁く。パパ、大好きと。


パパも大好きだと聞いた汐は微笑みながら、ゆっくりと瞼を閉じていく。


この街は嫌いだ
忘れたい思い出が染み付いた場所だから
毎日学校に通い、友達とダベり、帰りたくもない家に帰る
こうしていて、いつか何かが変わるんだろうか
変わる日が来るんだろうか


悲しい現実と向き合えない朋也は、渚と出会わなければよかったのではないかと考えてしまいます。
あの坂道で渚に声を掛けなければ、こんなことにはならなかったと・・・。
しかし、そのことを否定してしまえば、渚から始まった仲間との絆、そして家族との絆を朋也は感じることはなかったのではないかと思います。
渚と出会うことを否定すること、それは今まで多くの人達と築いてきた大切な思い出を否定することにもつながるのではないでしょうか。
時は遡り、坂道での渚との出会う直前のシーンに。
朋也はこのまま渚に声を掛けずに終わってしまうのか、それとも・・・。
 

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CLANNAD AFTER | 【2009-03-14(Sat) 15:31:07】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]
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